月曜日、Win10のバックアップ失敗エラーが出ており3ドライブでパリティー構成にしている記憶域スペースが消えるのに気が付く。

正確に言うとエクスプローラーから消えてコンパネの「記憶域」では残容量も含めて正確に認識されている状態だった。発見時点ではコンパネ上で一つのドライブに障害マークが付いていたためHDD1基の物理的破損かと認識したが、パリティなんで1基破損でデータが見えなくなるっていう症状はおかしい。
加えて「ディスクの管理」で記憶域クリックすると「フォーマットの必要有り」と表示される。

一度再起動→障害マークが消えてコンパネ上では記憶域自体は健全化される。
が、やはりドライブレターが振られていない。

障害マークが付いていたHDDが足を引っ張ってるかもと物理的に外してみても症状は変わらず。この時点で記憶域そのものに不具合があるわけではない、と判断。

データ復元ソフト EaseUS Data Recovery Wizardの試用版を走らせると消えたドライブにあるはずのフォルダ構成自体は残っているのを確認。
ここで更に「パーティション情報だけの破損クサい」と思いましたが、記憶域パリティという構成であるが故に万が一があるとイカンので現時点でファイルが見えているEaseUS Data Recovery Wizardを製品版にアップグレード(9000円)してフルスキャンをかけ、いったん最低限のデータをコピー退避させたのちにパーティション情報をいじろう……、と考える。が、3日くらいかかりそうな勢いの上に、スキャン途中の結果を見てるとかなりの抜け漏れが出ていたり(スキャン完了したら補完されていた可能性はあるものの)、データ復元だから仕方ないんだけど過去に削除したフォルダやファイルも存在してたり、フォルダ構成も含めた現況復旧という目的に対してはなんか無駄な気がしてきた。

なので次のステップのつもりだったパーティション復元を試みる。
MiniTool Partition Wizardの試用版を使ってみると記憶域プールがMBRになっている。容量的にあり得んのでやっぱりここかなーとパーティション復元ができるプラチナ版(16000円)を購入。

復元ウィザードでサクリと復元。フォルダ構成も完全に元通り。
なおMiniTool Partition Wizardにはデータ復元機能も付いているので、EaseUS Data Recovery Wizardは完全に無駄な買い物となってしまいました。

Windowsの記憶域スペースは希にこう言う不具合が発生しますが、基本的に1個のHDD時と同じ対応で解決できる事が多いので柔軟性が高い印象。ただ、記憶域スペースは物理的破損してないHDDを故障扱いする事があるのが玉に瑕。多分一度記憶域から除外してフォーマット、再度追加すりゃ健全性を取り戻してたはずなのに。
で、別媒体バックアップを一切取ってなかったという状態だったので、全て別HDDにバックアップ。破損してないのに交換させられた一本のHDDをここで活用。


今回の症状は
・物理HDDは健全。
・コンパネの記憶域でも健全。
・エクスプローラーで記憶域上にあるドライブが表示されない。
 DOSで「D:」打ってもドライブ移動は不可。
・データ復旧アプリではほぼファイルが見えている。
・定例WinUpdate後に発生。

以上の症状だったので、Win10の2020版にあったパリティ構成のときのみ同様の症状が出るバグと同じ症状なのだろうか。


なお、EaseUSもMiniToolも永年利用のモノは1.5倍くらい高くなっており、1年利用のものは「サブスク」とかかれています。
案の定、初回の支払い情報ががっつり残されており、1年後に1年利用料が自動徴収される状態でしか購入ができません。

もちろん、購入後即座に解除はできるのですがデータトラブルが発生した時って結構精神的に追い詰められてるからこの辺のチェックが甘いままワラにすがる思いで購入し忘れた頃に二回目の料金が支払われた事に気が付きあわてて解除、みたな流れになってしまいそう。



あああああ良かった。