先日の続き。

○ついでにサーバー環境の刷新も思い立つ
そういえば新規プラットフォーム導入に伴って旧IvyBridge環境が空くから未だにCore2Duoで運用しているファイルサーバーにそっくり移行してもいいのかなと思い始める。こういうこと考え出すと手間がかかって億劫に感じる反面、ワクワクし出して自分はやっぱりPCいじり好きなんだなーと思うこと頻り。


○必要素材の準備
構成をところてんで移すとなるとCore i5 3450のTDP 75Wが気になり出す。TDPはマキシマムの熱設計数値とはいえ常時起動サーバーには不向きな印象。昔VIA Edenなんかを使ってた身としてはなおさらそう思える。
で、こう言うときには早く行動します。ダウンクロック版であるCore i3 3220Tがぼちぼちの値段で出てたので落札。TDP35Wでターボ無しの2.8Ghz、実クロックの時点でE6750の2.66GHzより早いし、そもそも世代が違いすぎるのでE6750に比べりゃ高効率でしょう。
ついでに居間デスクトップの強化も図ろうと、Core i3 4130に対してi5の4690も落札。ベースクロック数はともかくHTによる2コア4スレッドだったのが4コア4スレッドに。よって、キャッシュは3Mから6Mに。二倍だぞ!二倍。


○Athlonの妙な制限に気が付く
そしてAthlon200GEが届いたのでまずはBIOSのアップデート。よーしRyzenでは反応すらなかったPOST通ってキッチリ起動。BIOSも最新版に移行完了。
ここでAthlon200GEがどのくらいの性能出せるのかとりあえずWin10を認証せずにセットアップしてみよう、とちょっと好奇心を出す。が、M.2に刺したNVMeが認識されない。
以前M.2におけるSATAとNVMeの違いをイマイチ理解して無くてちょっとしくったことがあったので、流石に今回は間違ってないだろう?と思ってたのだけど……。マニュアルを見ると、スペック一覧には「M.2:SATA、PCIe Gen3×4対応」と書かれてるのにマザーコネクタ説明のページには「PCIe x2に対応」と書かれてる。ちなみに準備してたNVMeはx4対応のもの。いや、レーン数は飽くまで速度の頭打ちであって下位への互換性がないって事は無いだろう。スロットだってx16にx1カード刺したっていいんだし。
そしてSATAタイプのM.2だったら認識したりする。調査のために価格コムとか読んでるとB450にGPU入りの「APU」を載せた場合x16スロットがx8に制限される、みたいな情報があったりしたので、M.2のPCIe接続に関してもCPUが原因なんじゃねぇの?と、なんかふわりと匂いを感じる。
(実際のところ「制限」というのは正しくなくて、PCIeコントローラー自体がCPUに内蔵されてるというところなのでしょうか。)

一旦M.2 SATA-SSDにwindowsをセットアップしPSO2ベンチを走らせてみた後、CPUをRyzenに取りかえてNVMeを刺してみたところキッチリBootableDevicesに表示される。ビンゴ。
完全なCPUによる仕様、という話しでもなく、CPUが持つPCIeのレーンをどう割り振るかっていう「マザーがどのような思想で設計されてるか」にも左右される話しっぽいのですが。

zenプロセッサはブラフィックボードとノースブリッジ接続だけでなくストレージもCPU直結できる設定のようで考えようによっては柔軟・効率的なことしてるんだろうけど微妙にややこしいな。
「当面はこう言う利用だけど将来的にはどうこうしたい」っていうのに向いてるようで向いてないよね、APUって。ビデオカードは相当ハイエンドじゃないと「x16接続でなければ本来の性能を発揮できない」ことはないっぽいし、APUクラスだとどのみちCPU部分がボトルネックになるんでしょうけど……。
なんか昔のIRQチャンネル気にしてた頃を思い出します。
やっぱり楽しいのです、この辺いろいろ思考・試行してるときは。些かお金かかるけど。

でも今回若干しくじりが発生してるのでモヤモヤしてます。