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08 年09 月 09 日: WHSのメリットデメリット ---14:11:52 add
テレビを付けてたまたまやってたオジサンズ11を見ていたらあのお兄ちゃんCDが出ていた。俺は「ここまではどうにもダメだよなぁ」と思っていたクチなので入手はしておらず、若干引き気味に見ていたのだけれども母親がまぁ多少苦笑しつつも(オタである俺に気を遣ったのか)「けっこうかわいい(声)ね」とか言ってしまったので俺はいたたまれなくなった。母ちゃん、直前まで「自室に戻ったらさっそく『感じるルイズ』を聞いてみよう」って思っててごめんなさい。こんな僕でも来週には30歳になります。
さて、たびたび話題にだしてなんですがWindowsHomeServerのアクティベーション機能は復活いたしました。
で、師匠への啓蒙もかねて「導入することで何かメリットがあるのだろうか?」と考えておりましたが、ちゃんと思考してみると結構思いつくものでして。
○まず基本的なところで、ちっと容量が小さめのHDDをたくさん寄せ集めてひとつのパーティションに見せかけるため、無駄容量を減らせるというところ。
○次にいわゆるRAID1のミラーリングでは必要不必要に関わらずフデータが複製されるため、実質的には半分の容量しか使えないがWHSは必要なフォルダだけ物理的なミラーリングを施すのでデータ冗長化の容量を節約出来る
○だったらRAID5でええのんちゃう?という意見に関してはWHSのデータ分散の実態は論理的にはHDDに普通にファイルをおいているだけであり、データ領域を構成しているHDDを外して別システムにつなげても「そこに実際に格納されているデータ」は参照出来る。つまり、HDD1機が壊れたときの有用性はRAID5の方が上だが、2個以上が同時に破損した場合、パリティ消失によりアレイ全部が破綻するRAID5に比べWHSは“物理的に壊れてなかったHDDに格納されていたデータは”助かる。同様の理由よりシステムやアレイコントローラーだけが死んだとき、RAID5は全消失になりかねんが、こちらは全データが助かる可能性が高い。
○RAIDコントローラーと違い、現状のHDD構成に関わらず接続することが出来るのならばいつでもHDDの追加が可能。またデータ領域に外すHDDのデータを退避出来るだけの十分な空きがあれば「160Gのヤツを取り外して500Gに換装」ということもいとも簡単に可能。
○あとなんと言っても、といいつつもそもそもサーバー自体があんまり一般家庭には関係ないかも知れんがXPやVistaを搭載したPCのフルバックアップが可能、という。サーバーの冗長性云々は抜きにして、日常的に使ってるPCのHDDなどが破損したときにHDDを新調してリストア出来る。これに関してはデータサルベージとか慣れてない人たちにとってものすごいメリットだと思うんだけど、自動化されてるし、リストアもかなり簡単。副産物だが、「クライアントPCのHDD容量アップしたいからいったんバックアップしてHDD取り替えてリストア」という、HDDコピー的な使い方も出来そう。
デメリットに関しては
●各HDDに格納されるデータは確認は出来るが指定できないため、ある一つのHDDが物理的に破損した際、duplicate指定してなかったファイルに関してはどれが無くなるかわからないロシアンルーレットになっってしまう。(クーラーの位置や比較的古いHDDは危ないかも等のHDDの待遇にプライオリティを付けにくい)
●たまたま読んだ2ちゃんのスレッドに書いてあった構成HDD内にRAID設定のHDDを混ぜるのはやめた方が良い、という話を鵜呑みにしてしまったためなのだが、WINDOWS領域に対する冗長性がゼロ。データパーティションは上記したフォルダミラーリングをかけられるのだが、なぜかシステムのバックアップ機能は見あたらない。(マザー上のRAID1を構成出来てればよかったのだけども、前述の理由より放棄してしまったのは問題だったかも)
●アンチウィルスソフトが限られている。我が家はウィルスバスターを使ってるんですが、3アカウントあったところで「サーバーOS」であるWHSには適用出来ない。プロバイダから無料で貰えるマカフィーも同じく。
ただ、Avast!にWHSエディションがあり、90日の試用が出来る上どうにもこいつの出来が2,3年前にW2Kに導入してみたスタンダード版に比べてかなりよい上、クライアントOS並の価格設定なのでお金払っても良いかなって思う。ビットディフェンダーみたく、ZIP内のウィルスファイルのみを駆除出来ました、こいつ。
●アンチウィルスソフトに関わらず、サーバーOSという理由から利用できないアプリケーションがある。Susieなんかはなぜか動かなかった。
それからメリットデメリットどっちになるかわからんが先日宣言しつつ検証出来ていないDLNAについてははまたそのうち