賀正

VITA

本当についカッとなってPSVITAを買ってしまう。特に理由は無かったんですが。
しかし、そういう「無い理由」の中でも最大の動機であったDLNA機能が実は実装されていないという事実を購入後に知った。現時点で音楽や動画はPS3やPCとUSBケーブルで繋いで転送、というあり得ない仕様。公式ページにも「現時点では」って書かれてるからそのうち対応されるとは思うんだけど、見切り発射感が半端ないなぁ。

それからなんというか、確かにこう、UIの面で「?」となる部分が多いかなぁ。「アプリケーションの明示的な終了」があの剥ぎ取りなんだと思ってるんですが、それが正解かどうかがわかりにくい。本体コンフィグから抜けるにもPSボタンを押さなければならないという、微妙に直感的とは言いがたい操作が多い気はする。もちろん、そういう操作に×ボタンを割り当てるといろいろ行き違いが起きるってのは理解出来ます。
しかしなんと言ってもソニーがXMBを捨てたということが特筆すべきところだろうか、アレはタッチ操作用じゃないから仕方ないんだろーけど。

で、久しぶりに紳士に返り咲いてピュアな社交場に通う日々を開始。ZEROは未プレイだったので新鮮といえば新鮮。ナオいいな、やっぱり。こういう風に普通にゲームをやる分には画面の精巧さ、明るさ見やすさ、グラフィックパワー、そして脱UMDによるロードの速さ等々から、その潜在能力をうかがい知ることが出来ます。ソフトによってはPSP初期のなんか微妙なガッカリ感を受けるモノもあるのでしょうが、言われてるボタンの小ささとかはそこまで気になりません。モックで触ったときだけ「ホントに小さいな」と思った程度でプレイしてればすぐ慣れる。PSPという比較対象がある故の印象だろう。DSLiteもそうだったやんか。

その後さらにカッとなってみんゴル6をDL購入。カップインの直前の演出とかがダイナミックになっててマンネリを感じさせない。実際かなりマンネリですけどスポーツゲームってのはそういうモンだ。

それから、GRAVITY DAZEの体験版を試す。なんというか、一抹の面倒くささはあるもののすごい操作感。傾きや回転での操作というとDocomoの体感ゲームをやった事はありますが、ここまでリニアに操作出来る事に素直に驚いた。周囲の環境に気をつけなきゃいけないくらい動かしまくらないといけないのでまず「面倒」という印象を持ちましたが、なかなかエポックメイキングを感じる体験が出来た。しかしながら二番煎じ以降は二番煎じにしかなり得ない操作方法っぽい上に、普通にキーやスティックで操作した方が楽という事になりかねないのでよほどのアイデアが必要になる特徴だと思った次第。ここはやっぱエロスだよな。リリンが生んだ文化の極み。

メモリ代で二の足踏みかけたので確かに本体19800円くらいだったらなー、すげー化けてたろうなぁーと思う節もありますがいや、総じて満足な出来でした。ちまたで言われているようなハングアップも今のところ発生しておりません。前述した「アプリケーションの明示的な終了」がわかりにくいためメモリ圧迫しちゃってんじゃないだろうか。初回電源入れてから実際に触れるようになるまでが煩わしすぎる部分もありましたが、ネットワーク絡みの部分はしょーがないしなぁ。ただし、気のせいかも知れないけどPCエンジンアーカイブはプレイできるけどPSアーカイブはまだ対応してないようで、今後どーなるんだろうか?メモリは8Gにしちゃったからそんなガツガツインストール出来ないけど、もったいないよな、なんか。