俺物語!!を読破する。
最近は無料系漫画アプリで数話無料分を読んだ後TSUTAYAで全巻借りるという流れが多い。コミックス購入すること自体がすげぇ減ったんだけどこれじゃ不味いよな……。双亡亭あんまり面白くないしなぁ……。

この作品、映画・アニメが出た頃絵柄だけで「モテない男子ががんばる物語なんだろうな」と思ってたけど全然違った。
で、非常に面白かった。最近の主人公周辺にあまり厄災が降りかからないものが好まれる傾向が強い気が。娯楽でわざわざ胃をキリキリさせる必要もないということだろう。
いやさ15年くらい前からすでにあった流れだろーか。とくに学園物ギャルゲとかがわかりやすい。90年代は「イヤミなライバルキャラ」が多かったんだけど00年代直前からは「頼れる悪友キャラ」ばかりになった。ああ、そうか、今解ったけどそれはギャルゲのトレンドがADV+SLGからノベルゲーに移行していったからなんだな。
ADV+SLGは攻略そのものがゲーム性なのでお邪魔キャラが必要だったんだけどノベルゲーはその必要があまりない。
話のスパイスとしてToHeartの矢島みたいなのが存在するだけだった。
この辺にもLeaf・Keyの流れってのがあるんだろうな。

閑話休題。
一之瀬のようなキャラがかなり後半になってからしか現れなかったり、仲違い寸前までいったのが結局最終エピソードだったりしたのがその辺。
そのせいで砂川が「絶対に裏切らないキャラ」であることを序盤自分内で確定できず、逆に常にちょっとハラハラし続けてた。

とはいえ「彼女ができて変わった」部分はあるんだろうけどあのキャラで今まで女子が引き続けてたってのはちょっと無理があるよなぁw
西城との係わりとか正直大和の存在云々関係無いし。